映画 クラウン のザックリした感想と考察 ピエロの起源は悪魔だったのか??
クラウン
出典元:https://www.imdb.com/title/tt1780798/
予告映像
全体評価
ホラー度 ★★★★☆
グロテスク度 ★★★★★
テンポ良し度 ★★★★★
演出が斬新度 ★★★★☆
救われない度 ★★★★★
rotten tomatoes 37%
個人的おススメ% 70%
ザックリ感想!
子供好きのお父さんが子供を食べる悪魔に変えられてしまう…という、
ただただお父さんが可哀そうなあらすじを見て、
観るのを避けていた映画・クラウン。
なかなか高評価の声が多いのでやっと観ました!
とにかく感じたのはテンポの良さです!
時間は一時間半くらいなのですが、
もう半分くらいに来るとしっかりクライマックスに近づくので、
興奮のクライマックスが長めに楽しめます。
設定も、拾ったピエロ衣装が実は悪魔の肌と髪だった…!
というのが興味惹かれますね。
子供を主食とする悪魔なので、
もちろん今回のホラーで犠牲になるのは子供です。
たいていのホラー映画では大人がターゲットですし、子供や動物は安全なのですが、
この映画では違います。
そういった描写が苦手な方にはおススメしません。
予告にも出てきますが、子供を狙う悪魔は子供たちの遊び場に出現します。
子供たちがボールプールやトンネルで襲われていくのですが、
そのシーンの演出が斬新でした。
マクドナルドにある子供たちの遊び場に、
トンネルが入り組んだ大きな迷路みたいな遊具を見たことないですか?
そういうと馴染みのある方も多いと思うのですが、
その中に悪魔ピエロが潜んでいて、
すごく狭いので逃げ場がなくて超怖いです。
もう二度と子供をそこで遊ばせたくなくなるレベルです!
とにかくテンポ良く進むし、ストーリーも面白いのでピエロ映画が好きなかたにはおススメします!
#みんなの反応
ホラー映画・クラウン(clown)
音がグロかった……笑
ハラハラドキドキして面白かった!!
ぜひぜひ見てください!!!!!!#ピエロ#洋画 pic.twitter.com/Ec3VpRdnhp— Sherry (@228ryu2110) 2016年5月8日
やっぱりクラウンですね!
ピエロといえばクラウン!🤡
映画見ると面白いですよ〜— ルイ☆#男子バスケ日本一丸 (@RSBUA) 2018年5月30日
映画クラウン見た!
子供のパーティのためにピエロに変装したお父さん、けどその衣装が呪われた衣装で1度着ると脱げなくなる呪われた衣装!
徐々に殺人ピエロになってく話!
B級ホラーやけどもなかなか怖くて楽しめた〜とりあえずピエロ怖い pic.twitter.com/b3a8XSsn7B— TESHI-MASA (@MTblackmen) 2015年7月28日
ピエロ衣装に心と体を奪われ子供の血肉まで喰らい、自殺を図っても虹の鮮血が飛び散るだけで死なないピエロ地獄!それでもピエロ衣装は体と一体化していき最終的にピエロではなくエリマキモンスターに変貌してしまう『クラウン』はピエロ映画の中でもかなり好きな方です!! pic.twitter.com/QTtG9Ed2ef
— 共食いゾンビ (@MOGUMOGU_shark) 2017年8月8日
考察:ピエロの起源は??
あまり日本人には馴染みのないピエロ。
最近またITや、この映画クラウンなど、たくさんのピエロ映画が出ていることで、
ピエロホラー好きな方も多いと思います。
しかし、一体ピエロってなんなんでしょう。
めちゃめちゃ怖い見た目なのに子供に人気って所が疑わしい存在ですね。
この映画ではピエロの起源に遡るシーンがありますが、
そこでピエロは道化ではなく悪魔だ、
という風に説明されています。
起源は昔のヨーロッパからで、
雪山の洞窟に住むため肌は真っ白く、寒さで鼻は赤く腫れているのだという説明です。
ピエロは冬の間、
5人の子供を洞窟に誘い込み食べてしまう悪魔だったが、
時が経つにつれてその見た目が人々の笑いを誘い、道化へと移り変わったのだ…という感じ。
この説明を聞いてピエロって元々悪魔だったのか~と納得してしまったのですが、
実際の所どうなのでしょうか。
諸説あると思いますが、調べてみたのでここで少し紹介したいと思います。
だいたいの説
宮廷道化師の仕事は、その名の通りの主人または周囲の人物達を楽しませる役割を担っていた。また、宮廷道化師達は小人症などの肉体的障害を持っているものが多く、笑い物としての対象にされていた。しかし、君主に向かって無礼なことでも自由にものを言うことができる唯一の存在でもあった。曲芸よりは冗談やジョークを言う芸風を主とする道化師である。
また、その職業的な役割(君主の機嫌取り:君主の感情を操れること)から、国家間の紛争における仲介(連絡)者や、行政と民の中立な立場で世間の風評を演技(表現:意見)する等、オンブズマン (Ombudsman) としての役割も果たしていた説が有る。
Wikipediaではこのように説明されており、
ピエロやクラウンの前に、道化師という役割が宮廷の中に成立していたようです。
そのころ、ヨーロッパで役者としての道化も始まります。
このほかにも大道芸人も当時存在したそうで、
道化が職業として中世ヨーロッパでは成り立っていたのがわかりますね。
こちらの説ではピエロは悪魔どころか邪悪な存在ではないように思えますね。
しかし、中世ヨーロッパの道化事情で気になるのが
フランス語で「アルルカン」という存在。
イタリアの即興喜劇に出てくる、
ずる賢く、貪欲で破天荒な道化のキャラクターです。
英語ではハーレイクインというので、
スーサイド・スクワッドでご存知の方が多いかと思います。
出典元:Wikipedia
このアルルカンというのが、
劇中でアスモデウスという悪魔を従わせたりしていたそうです。
こういった点で邪悪なイメージがついたのかもしれません。
また、道化とピエロは別物という意見もありますが、
ハーレイクインは悪魔であるという説もあるので、
ピエロやクラウンの起源を大昔まで辿ると、
悪魔だったということもあり得るかもしれません。
出典元:https://hanathebanana.wordpress.com/2009/01/14/the-history-goes-on/
確かな情報は見つかりませんでしたが、
やはり日本よりも悪魔についてのサイトは海外に多く、
その中ではアルルカンやハーレイクインを悪魔として紹介するサイトが多かったので、
この映画でのピエロの起源にもリアリティを感じます。
日本人に馴染みのないピエロと悪魔というセットでしたが、
こういった予備知識を持って映画を観るのもいいですよ~!
最後に
見てくださりありがとうございました!
今回は映画を観ていて気になったピエロの起源についてもご紹介しましたが、いかがでしたか??
確実な唯一の情報ではなくさまざまな説が入り混じったものとなりましたが、
映画を観るときのちょっとした予備知識となると嬉しいです。
ザ・アメリカンホラー クラウン!まだの方はぜひ観てみてくださいね~♪