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カンヌも、観客も心を奪われた、
感性を揺さぶる新しい愛の形。
2人の最高に特別な恋が始まる!

この冬、これまで誰も見たことがないファンタジーロマンス映画が、一味違った魅力をまとって観客のもとに届けられる。それは、寝て起きるたびに姿の変わる主人公と、彼が恋する女性とのラブストーリー。モンタージュを含む123人の俳優が1人のキャラクターを演じるという一風変わった設定で、これまでの韓国ロマンス映画とはちがう、新しい恋物語が誕生することになった。
原案は2013年カンヌ国際広告祭グランプリを受賞して話題となったソーシャル・フィルム「The Beauty Inside」。インテルと東芝の合作で制作された40分あまりの物語を、韓国のCM界を代表するビジュアル・クリエイターのペク監督が映画化、本作で長編デビューを飾った意欲作である。キャスティングは主演のハン・ヒョジュに加え韓国を代表する俳優陣、そして日本からは韓国でも人気の高い上野樹里が参加という豪華な顔ぶれが揃った。 また本作は、毎日姿が変わる主人公のウジンを愛する女性イスが見分けられなかったり、子供に変わったウジンがイスからタメ口を注意されたりという珍しい設定から来る新しさだけではなく、2人がお互いを知り、愛し合うようになる過程を通じて、「愛はどこから生まれるのか?」という愛に対する根本的な問いを観客に問いかけている。
2015年のカンヌ国際映画祭のマーケットで本作が出品されると、世界のバイヤーたちの熱烈な評価を得て、世界11か国の先行販売が即座に決定。韓国でも、2015年8月20日から公開され、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』や『ベテラン』などのアクション映画が注目される中、ラブストーリーとしては異例のヒットを記録した。
『ビューティー・インサイド』は、毎日目が覚めると外見が変わるという独特の設定により、愛に対する本質的な問いを私たちに投げかけ、“愛の本当の意味”を考えさせてくれる全く新しいファンタジーロマンスである。

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毎日姿が変わっても彼女を振り向かせたい。
家具デザイナーのウジンは18歳のときから目覚めると心以外の姿、性別、国籍等の全てが変わるようになってしまった。男、女、老人、子ども、外国人…。人に会う仕事ができないため、才能とインターネットを活かして活躍している。そんな彼の “病気”のことを知っているのは母と親友だけ。ある日、アンティーク家具店で働く美しいイスに出会い、一目で恋に落ちてしまう。彼女に会いたい一心で、毎日初めてきた客のようにお店に通う日々。彼女に告白する“見た目”になる日を待って、ついにデートに誘い、ふたりはロマンティックな3日間を過ごす。しかし、同じ姿でいるため3日間徹夜をしたウジンは、うっかり電車で寝てしまい起きると全く別の顔に・・・。
ウジンはイスに真実を話すことができるのか?イスは、毎日姿が変わるウジンの愛を受け止めることはできるのか?最高に特別な恋が今はじまる!
 
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ウジンの秘密を知る唯一の友達 サンベク
ウジンの母親以外で彼の秘密を知っている唯一の人物。共に家具ブランド「アレックス」を運営している。

イ・ドンフィ
1985年生まれ。『家へ帰る道』(03)でコ・スの友人グァンシク役に目で注目される。最近ではカン・ヒョンチョル監督 『タチャ-神の手-』(14)での演技力も評価されており、次回作にはリュ・スンワン監督 の『ベテラン』(15)が控える。
―主な出演作-
【映画】『タチャ 神の手』(14)、『マルティニークからの祈り』(13)、『監視者たち』(13)
【ドラマ】「朝鮮ガンマン」(14)、「離婚弁護士は恋愛中」(15)、「応答せよ1988」(15)
 
 
ウジンを陰で支える ウジンの母
手芸用品店を営んでいる。18才で初めて姿の変わったウジンを何も言わず受け入れた。ウジンとイスの関係をそっと見守る。

ムン・スク
1974年『太陽に似た少女』でデビューし70年代の韓国映画界を風靡した。
―主な出演作-
【映画】『三角の陥穽』(74)、『森浦への道』(75)、『あの高いところへ向かって』(77)
 
 
キム・デミョン
1980年生まれ。演劇に映画と分野を問わず活躍する俳優。『さまよう刃』で高い評価を受ける。
ドラマ「ミセン-未生-」でブレイクし、コリアドラマアワード2015で優秀演技賞を受賞。

―主な出演作-
【映画】『テロ、ライブ』(13)、『さまよう刃』(13)、『タチャ 神の手』(14)
【ドラマ】「ミセン-未生-」(14)、ドラマスペシャル「赤い月」(15)
 
 
ト・ジハン
1991年生まれ。映画「ザ・タワー 超高層ビル大火災」のコミカルな演技で注目される。また、そのルックスから“ウォンビン似”とも話題に。「マイウェイ 12,000キロの真実」ではチャン・ドンゴンの子役として出演。
―主な出演作-
【映画】『マイウェイ 12000キロの真実』(11)、『隣人 -The Neighbors-』(12)、
     『ザ・タワー 超高層ビル大火災』(12)
【ドラマ】「帰ってきたプリンセス」(09)、「クリスマスに雪は降るの?」(09)、「バスケットボール」(13)
 
 
ぺ・ソンウ
1972年生まれ。大学路(テハンノ)の演劇舞台から俳優としての活動をスタート。ミュージカル「魔女狩り」でデビュー後、演劇を中心に活躍。今後も『ベテラン』等、話題作の出演が控える。
―主な出演作-
【映画】『未熟な犯罪者』(12)、『殺人の告白』(12)、『ハート泥棒を捕まえろ!』(13)
【ドラマ】「大王世宗」(08)、「幽霊が見える刑事チョヨン」(14)
 
 
パク・シネ
1990年生まれ。ドラマ「天国の階段」でチェ・ジウの子供時代を演じ注目される。その後ドラマ「美男ですね」でブレイクし次々と話題作に出演。子役から女優へと見事な変身を遂げている。
―主な出演作-
【映画】『7番房の奇跡』(13)、『尚衣院 -サンイウォン-』(14)
【ドラマ】「大王世宗」(08)、「シラノ:恋愛操作団」(13)、「幽霊が見える刑事チョヨン」(14)
 
 
イ・ボムス
1970年生まれ。大学在学中に『そう、たまには空を見よう』で映画デビュー。ドラマ「オンエアー」への出演を皮切りに、映画だけでなくドラマにも数多く出演している。
―主な出演作-
【映画】『カンナさん大成功です!』(07)
     『重量★ガールズ キングコングを持ち上げろ!』(09)
【ドラマ】『オンエアー』(08)、『ジャイアント』(10)、『Dr.JIN』(12)
 
 
パク・ソジュン
1988年生まれ。中学生までは野球選手が夢だったが高校1年生のころから俳優を夢見るようになり、ソウル芸術大学演技科へ進学。2012年KBSドラマ「ドリームハイ2」で本格的な演技活動を始めた。
―主な出演作-
【映画】『パーフェクトゲーム』(12)、『悪のクロニクル』(15)
【ドラマ】「ドリームハイ2」(12)、「キルミーヒールミー」(15)、「彼女は綺麗だった」(15)
 
 
キム・サンホ
1970年生まれ。劇団のポスター貼りのアルバイトを経て俳優活動を開始。劇団で10年間の下積み生活を送った経歴を持つ。現在では映画を中心になてはならない個性派俳優として活躍。
―主な出演作-
【映画】『楽しき人生』(07)、『ワンドゥギ』(11)、『海にかかる霧』(14)
【ドラマ】「検事プリンセス」(10)、「シティーハンター in Seoul」(11)
 
 
チョン・ウヒ
1987年生まれ。イ・サンミ役で出演した『サニー 永遠の仲間たち』の強烈な演技で注目を浴びる。主役を演じた『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』では、青龍映画賞主演女優賞を受賞。
―主な出演作-
【映画】『サニー 永遠の仲間たち』(11)、『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』(13)
【ドラマ】「恋愛マニュアル?まだ結婚したい女」(10)、「ヴァンパイア☆アイドル」(11)
 
 
上野樹里
1986年生まれ。初主演映画『スウィングガールズ』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、以降「のだめカンタービレ」等数々の話題作に出演。本作『ビューティー・インサイド』で本格的に韓国映画に進出を果たした。
―主な出演作-
【映画】『奈緒子』(08)、『陽だまりの彼女』(13)
【ドラマ】「のだめカンタービレ」(06)、「ラスト・フレンズ」(08)、「江~姫たちの戦国~」(11)
 
 
イ・ジェジュン
1990年生まれ。モデル出身。ドラマ「シラノ恋愛操作団」で俳優デビュー。2014年に出演した初出演映画『夜間飛行』は数々の国際映画祭で上映され話題に。ドラマ「The Lover」でも注目を集める。
―主な出演作-
【映画】『夜間飛行』(14)
【ドラマ】「シラノ:恋愛操作団」(13)、「The Lover」(15)
 
 
キム・ミンジェ
1970年生まれ。約10年間、舞台で活動する傍ら、多くの映画にも出演。近年はドラマにも進出し「スリーデイズ~愛と正義~」ではユチョンの先輩警護官を演じ、名を知らしめた。
―主な出演作-
【映画】『パーフェクトゲーム』(11)、『悪いやつら』(11)、『国際市場で逢いましょう』(14)
【ドラマ】「アラン使道伝」(12)、「ビッグマン」(14)
 
 
イ・ヒョヌ
1993年生まれ。ドラマ「善徳女王」でキム・ユシンの少年期を演じ注目される。その後、「ドラゴン桜」「花ざかりの君たちへ」など話題作でのさわやかな演技で人気を集めた。
―主な出演作-
【映画】『ホームランが聞こえた夏』(11)、『シークレット・ミッション』(13)
【ドラマ】「ドラゴン桜」(10)、「花ざかりの君たちへ」(12)、「赤道の男」(12)
 
 
チョ・ダルファン
1981年生まれ。シチュエーションコメディー「ハニーハニー」でデビュー。その後『セックス・イズ・ゼロ』『黄山ヶ原』などで端役ながら存在感を発揮して個性派俳優の地位を確立している。
―主な出演作-
【映画】『共謀者』(12)、『マンホール』(14)
【ドラマ】「イニョン王妃の男」(12)、「夜警日誌」(14)、「赤道の男」(12)
 
 
イ・ジヌク
1981年生まれ。数多くのドラマのロマンチストな役柄と甘いマスクで女性ファンの高い支持を得てきた旬な俳優の一人。『怪しい彼女』で映画俳優として本格デビュー。
―主な出演作-
【映画】『怪しい彼女』(14)、『ポイントブランク ~標的にされた男~』(14)
【ドラマ】「恋愛時代」(06)、「エア・シティ」(07)、「ロマンスが必要2」(12)
 
 
ホン・ダミ
1987年生まれ。幼少より子役として活動。ハ・ジョンウの初監督作品『ローラーコースター』では、主人公の韓流スターの彼女役を演じている。
―主な出演作-
【映画】『愛が怖いっ!』(10)、『ローラーコースター』(13)
 
 
ソ・ガンジュン
1993年生まれ。俳優養成所に通い「花ざかりの君たちへ」に脇役で出演。2013年に現在の所属事務所の新人俳優発掘プロジェクトに合格し、アイドルグループ5urpriseのメンバーとして活動中。
―主な出演作-
【映画】『私の愛、私の花嫁』(14)
【ドラマ】「怪しい家政婦」(13)、「ずる賢いバツイチの恋」(14)、「家族なのにどうして」(14)
 
 
キム・ヒウォン
1971年生まれ。高校卒業後、劇団に入団。舞台で長年経験を積んだ後、活動の場を映画にも広げ、2010年には『アジョシ』で主人公を最後まで苦しめる悪人を演じて脚光を浴び、味のある助演として活躍。
―主な出演作-
【映画】『アジョシ』(10)、『泣く男』(14)、『愛のタリオ』(14)
【ドラマ】「オー!マイレディ」(10)、「星から来たあなた」(13)
 
 
イ・ドンウク
1981年生まれ。MBCの短編ドラマベスト劇場でデビュー。初主演ドラマ「マイ・ガール」のヒットを期に一躍スターに。兵役を経て、ドラマ「女の香り」で復帰以降も安定した演技力で評価されている。
―主な出演作-
【映画】『最強ロマンス』(07)、『その男の本、198ページ』(08)
【ドラマ】「甘い人生」(08)、「パートナー」(09)、「女の香り」(11)、「乱暴なロマンス」(12)、「アイアンマン」(14)
 
 
コ・アソン
1992年生まれ。韓国の映画歴代記録を塗り替えた『グエムル~漢江の怪物~』で、孫娘ヒョンソ役を好演。ポン・ジュノ監督にもその才能を認められている実力派女優。
―主な出演作-
【映画】『グエムル-漢江の怪物-』(06)、『冬の小鳥』(09)、『スノーピアサー』(13)、『優しい嘘』(14)
【ドラマ】「悲しき恋歌」(04)、「震える胸」(05)、「風の便りで聞きました」(15)
 
 
キム・ジュヒョク
1972年生まれ。ドラマ「カイスト~天才たちの青春日記~」で俳優デビュー。演技力には定評があり、また演技に向かう真面目な姿勢も高く評価されており、今後の韓国映画界を担う俳優のひとり。
―主な出演作-
【映画】『クァンシクの弟クァンテ』(05)、『妻が結婚した』(08)
【ドラマ】「プラハの恋人」(05)、「テロワール」(09)、『武神』(12)
 
 
ユ・ヨンソク
1984年生まれ。大学在学中に『オールド・ボーイ』でデビュー。その後、数々の作品で名脇役として活躍し、韓国映画界を代表するスターの一人として注目されている。
―主な出演作-
【映画】『私のオオカミ少年』(12)、『建築学概論』(12)、『提報者~ES細胞捏造事件~』(14)、『尚衣院 -サンイウォン-』(14)
【ドラマ】「応答せよ1994」(13)
 

目覚める度に姿が変わる男 キム・ウジン

寝て起きると頭から爪先まで姿が変わる男ウジン。18歳の時から老若男女を問わず外見が変わる彼の秘密を知っているのは母親と友達のサンベクだけ。よく訪れていた店で出会ったイスに一目惚れしたウジンは、勇気を出して彼女に告白しようと決心するが…

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監督:ペク
1970年生まれ。ニューヨーク州立ファッション工科大学でイラストレーションを勉強。CM制作、広告デザイン、ミュージックビデオ等多彩な分野で才能を認められ活躍している。



本作へのコメント
恋が始まるのは外見からと考えていたし、それを皮肉的に表現してみたくもあった。
だが、それよりも時間が経つにつれ、愛に対する見方が外見から内面へと少しずつ変わっていくこと、そして映画の題名どおり愛の内面を確かめられる、そんなストーリーを語りたかった。私は"イス"と"ウジン"の愛を応援する。

 

■制作実績
【タイトルデザイン制作】
『オールド・ボーイ』(03)、『あいつの声』(07)、『スノーピアサー』(13)

【予告編制作】
『恋愛の目的』(05)、『約束』(06)

【コマーシャルフィルム制作】
「LG G4」、「サムスン Galaxy Tab S」、「Blackyak yakheritage」、「THE BODY SHOPホワイトムスク」、「オリオンタイヤキ電子レンジ編」、「SKイノベーション新規事業広告」、「シボレークルーズ」、「シボレー生涯編」、「国際電話001」、「起亜自動車ソウル」、「マキシムアイスコーヒー」ほか多数

【ミュージックビデオ制作】
パク・チユン「YOOHOO」、「BEEP」、「InnerSpace」、「Mr. LEE」
月刊ユン・ジョンシン 11月号「君は相変わらず素敵な人」
ユ・ソンウン「Healing」、「Be Ok」

【受賞歴】
レッド・ドット・デザイン賞 コミュニケーションデザイン部門 最優秀賞
レッド・ドット・デザイン賞 製品デザイン部門


CITIZENS!
日本でも人気のフランスのレーベル、Kitsuneに所属、ロンドンを拠点に、Tom、Mike、Lawrence、Martyn、Thomの5人組バンド。
“True Romance”が収録されたのは、フランツフェルディナンドのアレックス・カプラノス(Vo,G)が全面プロデュースしたCITIZENS!
デビュー・アルバム『ヒア・ウィ・アー』。

Here We Are
『ヒア・ウィ・アー』Kitsune 2012. 5.16 OUT
CD PCDT-55 2,300円(税抜) 日本盤CDボーナストラック曲収録 解説/歌詞対訳付
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123人1役の史上初のキャスティングと
清純派から個性派女優へと生まれ変わった
ハン・ヒョジュの魅力

キム・デミョン、 ト・ジハン、ぺ・ソンウ、パク・シネ、イ・ボムス、パク・ソジュン、キム・サンホ、チョン・ウヒ、上野樹里、イ・ジェジュン、キム・ミンジェ、イ・ヒョヌ、チョ・ダルファン、イ・ジヌク、ホン・ダミ、ソ・ガンジュン、キム・ヒウォン、イ・ドンウク、コ・アソン、キム・ジュヒョク、ユ・ヨンソク・・・。女性のハートをわしづかみにした新星から、韓国映画界を代表する演技派俳優まで、1本の映画で出会えるとは想像もしなかった俳優たちが、たった1つの役のために集結した。オーディションに参加した者を含めて123人のウジン役の俳優たちは、誰もがウジンを一人の人物として表現するため努力したと口を揃える。特に本作の主人公ウジンは老若男女問わず、さらには外国人にまで姿を変えるため、男の役にもかかわらずパク・シネ、チョン・ウヒ、ホン・ダミ、コ・アソンら演技派女優が集結、日本からは上野樹里が韓国映画に初出演するなど、観客は色々な場面で新しいウジンに出会うことになる。
そんなウジンの愛を一身に受けるヒロインを演じるのは、韓国映画界の次世代を担う女優として注目されるハン・ヒョジュ。『セシボン』(15)、『監視者たち』(13)、『ファイヤー・ブラスト 恋に落ちた消防士』、『王になった男』(12)など、出演作品の累計観客動員数は2,000万人を超え、その人気を証明している。多彩なキャラクターを通じて映画出演を重ねてきた彼女は、本作の主人公イスを演じたことで、最も存在感にあふれた20代の韓国人女優として地位を固めつつある。そして注目すべきなのは、ウジン役を務めた俳優たちとハン・ヒョジュの驚くべき化学反応である。彼女は穏やかなムードで現場をリードし、ウジン役の俳優たちとの呼吸を絶妙に合わせた。恋の始まりのときめきから、仲睦まじく微笑ましい姿まで、見る者の胸を弾ませることになるだろう。

広告界の著名ビジュアル・アーティストでもある
ペク監督初監督作品と制作陣

CM界で活躍、韓国では最高のビジュアル・アーティストとして知られるペク監督が、初めて長編映画の演出を務めたことは制作段階から大きな注目を集めていた。彼は90年代から自動車、電子、通信などのテレビCMを数多く演出、斬新な構成と目を奪うような感覚的映像で、広告界の抜きん出た演出家として現在も活躍している。特に、短尺のCMの中でも輝きを放つストーリーを語る才能を持ち、ストーリーテラーとしての評価も高い。さらにミュージックビデオからデザイン、監督独自の感性を込めたカリグラフィーまで多方面で活躍しており、映画への新たな挑戦に対し熱い関心が寄せられている。卓越したセンスが生み出す美しい映像に加え、ペク監督は脚本にも直接参加。常識ではあり得ない設定にも説得力を持たせている。
ペク監督の優れた演出に韓国最高の制作陣が加わることによって、本作はさらに完成度を高めた。原案「The Beauty Inside」に惚れ込んだペク監督は『オールド・ボーイ』(03)、『カップルズ』(11)などの製作で面識があったヨンフィルム代表のイム・スンヨンに自ら映画化を提案し、優れた視点で原案を見極めるイム・スンヨンと共に本作の製作にこぎつけた。そして第33回青龍映画賞撮影賞に輝くキム・テギョン撮影監督が合流。ディテールとキャラクターの感情を余すことなく捉える撮影で美しい映像を生み出した。『ハウスメイド』(10)、『海にかかる霧』(14)で青龍映画賞美術賞、『10人の泥棒たち』(12)釜日映画賞美術賞を受賞した美術監督イ・ハジュンの作り出す空間と繊細な色彩は観客のストーリーへの没入感を高め、映画のトーンを完成させている。『JSA』(00)、『オールド・ボーイ』(03)、『渇き』(10)、『群盗』(14)といった作品の音楽を手掛けた音楽監督のチョ・ヨンウクは、作品が持つ雰囲気を音楽で伝えることにかけては右に出る者がいない。韓国広告界の著名ビジュアル・アーティストとして知られるペク監督と韓国映画界を率いる最高の制作陣の出会いは、上質のファンタジーロマンスを美しい映像として世に送り出したのである。

カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・
フェスティバル三冠受賞のインテル&東芝合作
ソーシャル・フィルムがスクリーンで生まれ変わる!

本作は2012年のインテルと東芝の合作ソーシャル・フィルム「*The Beauty Inside」を原案にした作品である。全編40分余りの6つのエピソードで構成されたこのソーシャル・フィルムは、毎日違う姿になる男という設定だけでなく、制作方式も変わっている。「誰でも主人公の男を演じることができる映画」というコンセプトでfacebookを通じて1つのエピソードを公開したあと、1週間のうちにユーザーから送られてきた映像で、次回のエピソードが構成されていくのである。主人公アレックスの姿が毎日変わるという設定のおかげで、誰が送ってきた映像でも、そのまま活用してエピソードを構成することができた。観客も一緒にストーリーを作っていくだけでなく、主人公を演じられる前代未聞の制作方式は、SNSを通じて急速に広がり、熱い反響を得た。
さらに、美しい映像美でも話題となった「The Beauty Inside」は、世界2大広告祭であるカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル三冠とクリオ国際広告祭金賞を制覇するという快挙を果たした。名実共に広告界最高の作品としての座を固めたこのソーシャル・フィルムが、長編映画『ビューティー・インサイド』に生まれ変わったのである。老若男女国籍を問わず毎日違う姿に変わるという原作の設定は、映画の中のウジンの役柄でも引き継がれており、イスが毎日姿を変える男ウジンに出会い、すべての秘密を知っても恋に落ちるという内容も原案の流れを生かしている。さらに、場面の細かい設定と映画的な面白さを追求して新たに描かれたのは、ウジンとイスそれぞれの家族の物語。そして、原案では「毎日姿が変わる」秘密を告白して結ばれるふたりの姿で終わっているが、原案では描かれなかったふたりのその後の物語が描かれ、その展開に観る者も心を引き付けられるに違いない。

※「The Beauty Inside」:インテルと東芝の合作で、「Inside」シリーズの第2弾として2012年に製作されたソーシャルフィルム。監督:ドレイク・ドレマス、出演:メアリー・エリザベス・ウィンステッド、トファー・グレイス、マシュー・グレイ・ギュブラーほか。
 第1弾は、「Inside」(2011/D.Jカルーソー監督)、第3弾「The Power Inside」(2013/ウィル・スペック、ジョシュ・ゴードン監督)。

ペク監督により感性を刺激する演出

本作のさらなる魅力は2つ。1つ目は、見る者の目と耳をひきつけるビジュアルと音楽である。見る者を虜にする映像と完璧にマッチする音楽を使い、感覚に訴える手法がペク監督のCMの特徴でもあり、今回の作品でもその特徴が十分に発揮されている。観客の耳に印象を残す音楽は、イギリスのポップグループ“Citizens!”の「True Romance」。ペク監督は、映画のテーマに沿って愛の本質を歌いあげ、観客の感情移入度を高めるミディアムテンポの曲を求め、歌詞に至るまで完璧な「True Romance」を見つけだした。映画のテーマソングとして色々なシーンで使用され、甘くそしてほろ苦い愛の感情をこの曲が徐々に盛り上げてくれる。映画を代表するもう1曲が、1920年代に作曲され、様々な歌手や楽団によって新たな解釈が生み出され、広く知られている「アマポーラ」。ウジンとイスの最も好きな曲が「アマポーラ」であり、2人の共通点が分かるテーマ曲になっている。
2つ目は、家具デザイナーであるウジンと、アンティーク家具専門店“ママスタジオ”で働くイスを取り巻く多彩な空間の描写である。特にイスが働くママスタジオは、一見バラバラに散らかっているような家具が美しいハーモニーを作り出す空間として、ペク監督が最も神経を使った場所の一つである。ペク監督は自分が行ってみたい想像上のインテリアショップを基に、ママスタジオのデザインに取りかかった。特に、マンハッタン、チェルシーの工場地帯が持つ、雑然としながらも整頓された二面性のある雰囲気を作り出すことにこだわった。そこに原案「The Beauty Inside」に登場する家具専門店のデザインをプラスし、原案を壊さずに監督独特のデザイン感覚を生かした空間を完成させた。

今だから言える?
123人から1人の人物を作り出すためには・・・

#1.“ウジン”は総勢123人?

ウジン役に扮したのは、ストーリーの流れにおいて重要なキャラクターを演じた21人の俳優を含め全部で123人。ペク監督と制作陣はこの123名を決定するため、総勢400人余りの俳優に会い、彼らのうち123人がオーディションを通じてウジン役を獲得した。


#2.あらゆる芸能事務所社長が総出動!
うちの社長がなぜあそこに?


キャスティングされて重要な役柄を任された21人のウジンの俳優たち。面白いのは、映画の中でこの俳優たちが所属している芸能事務所の社長たちに会えることだ。彼らは大部分がモンタージュのウジンとして出演しているが、社長がモンタージュとして出演することは制作陣と約束した俳優キャスティングの必須条件のうちの1つだった。
また、現場スタッフの多くが、やはりモンタージュのウジンとして映画の中に出演した。

#3.“俳優”ハン・ヒョジュ
彼女は脚本家でもあった


本作に並々ならぬ愛情を抱いていたハン・ヒョジュはイスの役柄にのめり込み苦心した。特にウジンとの最後のシーンの撮影では、彼女はずいぶん悩んだという。ハン・ヒョジュはペク監督にイスとしてウジンに言いたい言葉をセリフとして提案し、ペク監督は彼女の感性を取り入れて観客の心に余韻を残すセリフを生み出した。

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大切な人を『感じる』ことは
できるのだろうか。
問いつつ見守った2人の恋は胸に迫り、
気づくと涙が……
深沢 潮(作家)
パターン化された“純愛映画”に一石を投じる1本。
観終えた後、誰かと語りたくなる1本。
ハン・ヒョジュという女優の虜にさせられる1本。
古家正亨(韓国大衆文化ジャーナリスト、ラジオDJ、MC)
この題材なのに微塵もコメディーにしていない。
あえて。超ロマンチックな恋愛映画になってる。
よくこんなことができるなあ。
山内ケンジ(CMディレクター、劇作家、映画監督)
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2016年8月2日(火) Blu-ray&DVD発売決定!!

ペク監督、ハン・ヒョジュ他、豪華キャスト陣のインタビュー、
制作の裏側に迫る貴重なメイキング映像など充実の映像特典を収録!

Blu-ray映像特典  約50分収録予定
・その男キム・ウジン
・その女ホン・イス
・胸のときめき
・作業室
・彼らの恋愛
・ハン・ヒョジュ来日インタビュー
・日本版予告編
・キャスト&スタッフ プロフィール(静止画)
・プロダクションノート(静止画)
DVD映像特典  約20分収録予定
・その男キム・ウジン
・その女ホン・イス
・胸のときめき
・ハン・ヒョジュ来日インタビュー
・日本版予告編
・キャスト&スタッフ プロフィール(静止画)
・プロダクションノート(静止画)

Blu-ray 本編127分/2層ディスク/カラー/16:9(スコープサイズ)1080p High Definition/音声:(1)韓国語(ドルビーTrueHD 5.1ch/アドバンスド96k アップサンプリング) (2)日本語吹替(ドルビーTrueHD 2.0ch)/字幕:(1)日本語字幕 (2)日本語字幕(デカ字幕)(3)日本語字幕(手書き風フォント)(4)吹替用字幕


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DVD 本編127分/片面・2層/カラー/16:9LB(スコープサイズ)/音声:(1)韓国語(ドルビーデジタル 5.1chサラウンド)(2)日本語吹替(ドルビーデジタル 2.0chステレオ)/字幕:(1)日本語字幕 (2)日本語字幕(デカ字幕)(3)吹替用字幕
GADS-1289


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