映画 インシディアスの時系列を考察! 悪魔や老婆の正体は??
こんにちは~。今回も大人気ホラー映画シリーズインシディアスについてご紹介したいと思います。
前回はインシディアス全シリーズの感想をまとめてご紹介しましたが、まだまだ奥が深い映画なので今回はそれぞれの作品のつながりや時系列について私なりの考察をご紹介して行きます!
時系列順に並べてみた
①インシディアス 序章
出典元:https://www.imdb.com/title/tt3195644/?ref_=tt_sims_tti
もちろん序章なのでこの作品が時系列の最初です。
この作品ではエリーズが車いすの少女を救おうと奮闘する回が描かれていました。
私が思うにインシディアス1の悪魔の方が手ごわいのですが、今作のエリーズはまだ経験が足りていない状態だったからか、少女に憑いた悪霊を感じるなり私の手には負えないと諦めるシーンもあり、時系列がしっかりしていると感じました。
他にもエリーズといつも一緒の太っちょタッカーと眼鏡スペックはこの事件をきっかけに出会うんですよね。
主人公の弟がインターネット上のスペックとタッカーのゴーストバスターの動画を観て二人に助けを求め、主人公はエリーズに助けを求めたことでエリーズと二人は偶然出会います。
そして実は、この頃からインシディアス1に出てきた赤い顔の悪魔がその存在をエリーズに知らせていました。
クインを救い切り家に帰ったエリーズが亡き夫のセーターを見つけ、夫が自身のことを守ってくれているのだと実感するシーンです。
感動するエリーズですが、そこでエリーズの愛犬が何もない方へ吠え始めるのです。するとドアがひとりでに開きあの悪魔がエリーズの背後に現れるんです!
また、彼方の世界で老婆が出てきてエリーズの首を絞めるなど1とのつながりがしっかり描かれた作品でした。
②インシディアス 最後の鍵
出典元:https://www.imdb.com/title/tt5726086/?ref_=tt_sims_tti
最後ってついてますが時系列的には二番目です!
ここではエリーズの生家が出てきて、エリーズの過去が描かれますね。その中でエリーズ自身のトラウマや家族との問題を解決していき、一気に成長した回なのではないでしょうか。
ここで得た経験値がジョシュ一家を襲うしつこすぎる悪霊と戦う時に役立つんですね。
スペックとタッカーと一緒にいるためインシディアス3より後の出来事だけど、エリーズがまだ生きているのでインシディアス1 2よりは前に起こった解釈もできます。
そして生家での戦いを終え家に帰って眠りにつくエリーズ。ここでインシディアス1,2のジョシュたち一家が夢に出てきます。ダルトンが眠るベッドのそばの窓から悪魔がのぞくシーンが描かれ、また新たな戦いが始まることが知らされます。
③インシディアス1
出典元:https://www.imdb.com/title/tt1591095/?ref_=tt_sims_tt
ここでようやくジョシュたちの事件が起こります。
様々な経験を積んだエリーズと、エリーズのそばで本物の心霊体験をしてきたスペックたちがダルトンを狙う悪魔とジョシュを狙う老婆に立ち向かいます。
さすがに何十年もジョシュを追ってきた老婆とその上を行く悪魔が相手だったので、この事件は二作品にも及んでいますよね。他の作品と比べると敵の怖さも奥深さも段違いです。
④インシディアス2
出典元:https://www.imdb.com/title/tt2226417/?ref_=tt_sims_tt
今作もジョシュたち一家の事件が続きますね。
前回終わったかのように思われた悪霊たちとの闘い。悪魔は大丈夫だったのですが老婆が本当にしつこいんですね。現実世界まで憑いてきました。
ジョシュの体をようやく手に入れた老婆の悪霊は、彼の手を使いずっと殺したかったエリーズの首を絞め殺してしまいます。
ジョシュが幼いころエリーズによって弱らさせられた悪霊はその時からいつかお前をこの手で殺してやるとエリーズを脅してきました。
その悪霊を恐れるシーンはこれまで作品でも描かれていますね。
全てをまとめてみた
ここまで時系列には触れてきましたが、まだ映画では描かれていない過去がありますよね。
その過去たちを踏まえて出来事の時系列を勝手ながら考察します!
赤い顔の悪魔誕生
色々調べてみたのですがこの悪魔の起源は分からず、実際のモデルもいなさそうです。
しかし、悪魔自体起源が古く遡るものなので、この悪魔は何百年も昔から人々に憑りついてはその命を奪ってきた存在だと仮定させてください。
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1920年代 パーカー・クレインの誕生(後の老婆の悪霊)
19世紀にパーカーは母ミッチェルのもとに生まれます。カリフォルニア州のホリスターという町でした。
ミッチェルはご存知の通り訳ありな母なのですが、シングルマザーでもありました。
名の知られぬおそらくミッチェルを見捨てたのであろう元夫が名付けたパーカーの名がミッチェルは気に入りませんでした。また、ミッチェルは男の子であるパーカーに女の子になることを強要し、女装をさせ、名前もマリリンと名乗るようしつけました。
異常な家庭環境に育ったパーカーは、やがて女装をして女性だけを殺すシリアルキラーになってしまいます。
そして、インシディアス2では、ジョシュが彼方の世界で15体の女性が布を被っている中ミッチェルを探すというシーンがあるのですが、このことからパーカーは14人の女性とそしてもう一人自身の母親であるミッチェルを殺害したことが分かります。
つらい過去を断ち切るように、元凶となった母親を殺したパーカーですが、死後も母親の存在に怯え、ジョシュの体を乗っ取り彼方から抜け出そうとしていましたね。
では、なぜミッチェルはパーカーを女の子にしたかったのでしょうか。
ただ女の子が欲しかっただけなのかもしれませんが、私は、ミッチェルは元夫に見捨てられるなり、裏切られるなりして、男というものに極度の不信感や拒否感を覚えたから、ではないかと推測します。
また、すべての黒幕にあの赤い顔の悪魔がいて、ミッチェルを弄び崩壊していくクレイン親子を観て楽しんでいた説も私の中にあります。
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1950年代 エリーズ誕生 (最後の鍵より)
エリーズはニューメキシコの小さな町に生まれます。
彼女の父は地元の刑務所の看守でした。
エリーズは小さなころから特異な体質で幽霊が見えていました。幼いエリーズはその見えない存在のことを両親に訴えます。
優しい母は彼女のことを信じ、彼女の才能を誉めました。しかし厳格な父には信じてもらえず、むしろ変なことを二度というなとお仕置き部屋に閉じ込められていました。
ある日地下室に閉じ込められた時、彼女は鍵の指を持つ奇妙な男に出会います。
それは彼女に家と繋がる彼方の世界の扉を開かせようと彼女に声をかけてきました。幼い彼女はその扉を開いてその悪霊に憑りつかれてしまいます。
地下に閉じ込められたエリーズを母が心配して様子を見に行くと、そこには霊に憑りつかれたエリーズがいました。
そこでエリーズは悪霊に操られて母親を殺してしまいます。
数年後エリーズは母のいない家庭での父との険悪な関係に耐えられず、幼い弟を置いて家を飛び出します。
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1970~1980年代 ジョシュ・ランバート誕生
インシディアス1が公開されたのが2010年なので、当時35歳ほどだと考えるとジョシュはエリーズの誕生から約25年ほどで誕生したと考えられます。
ロレイン・ランバートのもとに生まれたジョシュ。
彼には小さいころからの特異体質がありました。眠りにつくと自分の体から離れてしまう幽体離脱が出来たのです。
毎夜空を飛んで好きな所へ行けるので幽体離脱自体は楽しいものだったと思います。
しかし危険もありました。それはただの外ではなく、魂しか行けない場所、彼方へも行けてしまうことでした。
ジョシュはある日誤ってその彼方の世界に行ってしまったのでしょう。そして、その生命のない世界からパーカー、つまり女装家殺人鬼の霊を連れ帰ってしまうのです。
その存在にいち早く気づいたのがロレイン、彼の母親です。
彼の写真を撮るとなぜか見知らぬ老婆が遠くに映り込むのです。しかもそれは写真を撮るたびに近づいてきていました。
ついに最後の写真でジョシュに老婆が手を伸ばしていたので、それ以来写真を撮るのをやめ、霊能者エリーズに助けを求めます。
エリーズによって彼方の世界から救い出されたジョシュ。この時に今後の生活のためにジョシュは幽体離脱の記憶を封印されます。
そして大人になったジョシュは家族を持ち三人の子供に恵まれます。
しかし、彼も忘れていたその特異体質を息子ダルトンが引き継いでいたのです。
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インシディアス1へ
おわり
今回は勝手にインシディアスの歴史を妄想してご紹介しちゃいましたが、いかがでしたか??
私的にはパーカーたち親子(変態女装家殺人鬼親子)も赤い顔の悪魔に操られていた説が気に入っています。
もしそこがつながっていたら面白くないですか…!
こうして映画の前後の話を想像したりすると楽しいのでおススメです。
今日も見てくださりありがとうございました。