映画 ウェア WER-破滅-の感想~現実にいそうな狼人間のホラー~
ウェアー破滅ー
出典元:https://www.imdb.com/title/tt2229511/
*作品情報
監督:ウィリアム・ブレント・ベル
製作年度:2013年
ジャンル:ホラー/ミステリー/スラッシャー
rotten tomatesの一般人評価:39%
*全体評価
ホラー度 ★☆☆☆☆
グロテスク度 ★★★★☆
ラブ度 ★☆☆☆☆
ハラハラ度 ★★★☆☆
スッキリ度 ★☆☆☆☆
個人的すき度★★★☆☆
*予告
出典元:https://youtu.be/hVfBWbvkerI
*あらすじ
フランスで休暇を楽しむ一家が惨殺される事件が起こり、容疑者として気の優しい大男・タランが逮捕される。
一方的な拘束をされるタランを助けるため、正義感の強い弁護士・ケイトはタランの持つ多毛で筋肉障害が起こる、という病気に着目し弁護しようとする。
彼の身体検査を始めると、その身体に隠された秘密が明らかとなるのだったーー。
ツッコミどころも多いですが、全体的に分かりやすいのでラクに観ることができる映画です!ただ、惨殺事件がおこり死体が結構ガッツリくる映画なので、グロテスクなのが苦手な方は、注意してくださいね!
~~~以下ネタバレを含みます~~~
ミドコロ① 狼人間の設定がリアル。
あらすじに狼人間と書かれていたのであまり期待してなかったけど、予想を裏切り結構リアルに描かれていました!
満月を見ると狼になってしまう的な感じでは無くて、遺伝性の病気として狼人間が扱われています。
人間は水分が6割だから海と同じように月に影響を受けるということらしく、タランの一家では月に影響をうけやすい男がたまに生まれるのです。
タランの見た目も現実的な狼人間で、その辺にいそうな毛むくじゃら具合です。
月1で発症する病気なので普段のタランは気の優しい大男なのですが、
満月になると見境なく人を殺していくので、心の優しい怪物的なかわいそうさは無かったです。
ミドコロ② 正義感が強すぎる弁護士ケイト。
タランの人権を守るため奔走するケイトの一生懸命さに、
最初は実はタランは犯人じゃないのかと思ってしまいましたが、やっぱり犯人はタランでした。
普通はケイトの正義でタランの無実が証明されるのですが、
ケイトが正義のために動けば動くほど周りに被害が出てしまいます。
よく映画にはこーいった正義感強すぎて視聴者の反感を買う女性が出てきますが、
スピード感のある映画だったので気にならない感じで観ている最中にイラッとはしなかったです!
いい感じに正義感がみんなを邪魔していく映画です。
ミドコロ③狼人間タランと互角に戦うケイトの元カレ。
最初はただ元カノであるケイトにいまだ想いを寄せる捜査協力者ギャビンという立ち位置でしたが、
タランに引っ掻かれ狼人間の血を受け継いでしまい覚醒します。
池のなかでのタランvsギャビンの戦いは狼人間同士の戦いなので迫力がありますし、
狼人間にしか狼人間は倒せないって感じで、それまでのシーンで人間がボロ負けだったのが納得できます。
最初の方で死ぬかと思ってたら大間違いでした。
最後の最後まで出てくるしエンディングではほぼ主人公的立ち位置にたちます。意外性強めの映画です。
ウェアー破滅ー 感想まとめ
観る前から狼人間というキーワードにチープさを感じて食わず嫌い?をしていましたが、観てみると狼人間をリアルに描いていたし、分かりやすいストーリーで良かったです。恋愛要素が入りこんでないところがまた話をシンプルにしてくれています。
観た後になにか考えさせられるなあってことはなく、分かりやすい映画なので頭を空っぽにして楽しめます!